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2021.09.15

“Zetty”に代表田中のインタビューが掲載されました

株式会社HADO代表 田中さん
株式会社HADO代表 田中さん

【今回の記事について】
今回は、動画マーケティング事業をメインで手がける株式会社HADO代表の田中さんにお話をお伺いしました。
もともとTikToker・インフルエンサーとしてご活動されていたことでも有名な方で、それ以前にもさまざまな挑戦をしながら結果を出してこられました。

その成功の秘訣がどこにあるのか、根掘り葉掘り聞いてみました!

【記事本文】

インタビュアー:よろしくお願いします!まず、今のご活動等について聞くよりも、ぜひ「高校時代にどんな人物だったか」を教えていただけますか?

田中さん:高校時代の時は、全くといいほど勉強をするということがなくて、「常に学年で下から3,4番目」みたいな学生でしたね。(笑)赤点とかもめっちゃ取ってましたね。(笑)

それが自分のキャラだったというか、「お前やべえじゃん!」みたいなことを言われるポジションに無意識に収まろうとしていたように思いますね。
人間誰しもそういうポジショニングって意識的であれ無意識的であれ、していると思うんですけど、それが僕の場合は良くない方向で行われていました。

ただそれでも楽しくは高校生活は送れていましたね。

インタビュアー:めっちゃ分かりますそれ。(笑)「自分はこういう人間だ・振る舞いをすべきだ」みたいなのって、中高生の時ほど変に意識するというか。他には高校時代どんなことをされていましたか?

田中さん:東京の男子校だったのですが、軽音楽部でバンド活動をめちゃくちゃ力入れてやっていましたね!もちろん理由は「モテるため」です!純度100%でした。(笑)
ギターと、あとデスボをやってました。(すごい!)ハードック大好きなので、ハードロック系のコピーバンドという形でしたね。

ちなみにバンド生活でも面白い思い出がありまして。
バンドをやってるうえで、一番の晴れ舞台って「文化祭の後夜祭」なんですね。ここに1年生からずっと出たかったのですが1学年で1バンドしか出れないんです。

ただめちゃくちゃ頑張ってなんとか出る権利をもらって、「よっしゃやったるぞー!」と当日を迎えた時に事件が起こったんです。
前日くらいに僕がTwitterでネタ系ツイートをリツイートしてたんですよ。そしたら当日の朝に校長室に呼び出されて、教頭先生とかたくさんの先生がいる前で「君、今日文化祭出れないから」っていきなり言われたんですよ。しかも僕のそのリツイートしたTwitter画像もしっかり印刷して机に置かれていました。(笑)

当時って、「バカッター」みたいなのやSNSでの炎上が増えていたこともあって、学校側もめちゃくちゃ警戒していたんでしょうね。

カッコ良すぎます。。。

インタビュアー:え!?めっちゃ頑張ってきたことがそれで水の泡になったんですか!?

田中さん:そうなりそうだったので、「いや、俺1人のせいで、みんなの頑張りを水の泡にしたら死んでも死にきれない」と思って、人生初のガチ土下座をめちゃくちゃしました。
そしたら先生たちも折れてくれて、「後夜祭のその演奏時だけ参加を許す。だがその他の参加は認めない。」という形で参加を許してくれました。

本当にあの時はどうなるかと思いましたね。(笑)

インタビュアー:高校時代にも早速ハードシングスを乗り越えてたんですね。(笑)でも田中さんは現役で慶應大学入られたと聞いているのですが、勉強の方はそこからどうやって持ち直したのですか?

田中さん:文化祭が終わったら一気に受験のことを考えさせられまして、「あれ、俺このままじゃ人生本当にやばいことになるんじゃないのか?」ってことに気づきました。(笑)
偏差値も当時たしか40くらいだったので、本当にいけるところどこにもないぞ、と。

そこから勉強に対して本気になるスイッチが入って、「よし、慶應行くぞ」とそこはもう決めで、そこから本気で勉強に励むようになりました。
ひたすら勉強し続けた結果、ストレスで手の皮全部剥ける、みたいな謎の現象が起きました。(笑)

インタビュアー:え、偏差値30くらいを半年くらいで上げたってことですか!?それに謎現象まで。。。ビリから這い上がる何かのドラマみたいじゃないですか!!(笑)ちなみに普通じゃそこから慶應に合格するのは難しいと思うのですが、なぜ受かれたのでしょうか?

田中さん:僕は結局慶應のSFCに合格できたのですが、受験期はもう本当に「慶應しか行かない」と決めて、科目も絞って慶応の赤本だけをひたすら勉強していましたね。

一般的には私立大学は「滑り止め」みたいな感じで受けると思ってまして、そうすると国立とかが第一志望になるので、無駄になっちゃう勉強科目も多くなるんです。
なので僕はひたすら慶応受験に必要な科目だけを勉強していましたね。そもそも全教科やるには時間が全然足りなかったので。(笑)

大学一年生の頃の田中さん。大人っぽい。。。

インタビュアー:すごい、、、たしかにそれは盲点でした。。。戦略的だ。(笑)ちなみに合格した後の入学前の春休みはどうしていましたか?

田中さん:慶應に受かったら、変に意識が高くなっちゃって、英検取るか、TOEIC取るか、みたいなのをめちゃくちゃ考えていましたね。
大学1年生になってからは、ひたすら遊びまくっていましたね。「あれ、俺意識高かったのでは?」みたいに自分でも謎でした。(笑)

インタビュアー:その遊ぶためのお金はどうやって工面していたんですか?

田中さん:大学1年生の頃から、ゴリゴリの営業会社でムキムキに働きまくってました。めちゃくちゃシゴかれてました。。。

時給ベースでいくと、普通にアルバイトすると1,000円ちょっとだったのが、その営業インターンだと最大で時給3,000円くらいになったんですよね。
ただその代わり本当にキツかったですね。僕も時給2,500円くらいまでは行けたのですが、ガンガン人が辞めていってました。(笑)そこでは1年くらいインターンしていたので、そのお金で遊びまくってましたね。

ちなみに、その経験を元に大学2年生の春に人生初となる会社を設立しました。「これだけの実績があるので、うちに営業代行任せてみませんか?」みたいな感じで。

1社目起業時の田中さん。社長だ。。。

インタビュアー:えええ!すごすぎます!!でもなんで会社設立に至ったんですか?

田中さん:業界に詳しくなって、「あれ、これ自分でやった方が稼げるな」とシンプルに思ったからですね。(笑)
取引先もすぐに3社くらいには増えて、めちゃくちゃ大変でしたが月商数百万円くらいはすぐにいきましたね。

ただ、この営業系の事業って労働集約的でもあるので、人の教育が大変なのと、クライアントもすぐにリプレイスできるので高くない金額で請け負ってましたね。
それに気づいてからは、「これはスケールしない事業だな」と考えて相談の末、共同創業した友人の一人代表でやっていくことになりました。
もうほんとにキツかったですね、、、(笑)

インタビュアー:めちゃくちゃわかります。僕も実は1,2ヶ月くらいだけそう言う経験を学生時代にしたことあるんですけど、もう絶対にしたくないです。(笑)

田中さん:ですよね(笑)でもあの経験があったおかげで、めちゃくちゃストレス耐性が付いたのも事実です。なので、まだやったことない方はぜひ営業インターンしてみてください、僕はもう一生やりたくないです。(笑)

すみません、少し話がずれましたね。その会社を退任した後は、「自分、ちゃんとマーケティングを知らないな」ということで、マーケティング会社でのインターンを始めました。
営業会社でのインターンをしていた頃から、実は「インフルエンサーになりたいな」ということで、Twitterにショート動画を載せたりしていたんです。

それが数万フォロワーになって、ByteDance社さんからご連絡をいただいて、TikTokにも進出したところ、そのアカウントも数十万フォロワーになる、みたいな経験をしました。

その経験をもとにマーケティング会社で修行開始した、と言う感じですね。色々考えはしたものの、やっぱり「若者がどこで力を発揮しやすいか」と考えた結果「どの企業もマーケティングってのに苦労してるみたいだな」と気づき、その力を身につけるためにこの洗濯をした、という背景があります。

その修行先の会社名は「ARETECO Holdings」という会社で、1年半その会社の子会社でほぼゼロの状態から広告事業立ち上げを行いました。
ノリみたいなのもあって、「君、動画できるっしょ」となって、動画版ダイレクトマーケティングをメインで事業開発して、1年目で売上7億円くらいになりましたね。

インタビュアー:1年目で7億円!?!?!?

田中さん:いや、怖いですよね。(笑)市場の波もうまく作用して、結果を出すことができましたね。インセンティブでも多い時で、300万円ほどいただく月もありました。

その月とかはめちゃくちゃ調子乗っちゃってたので、上司に怒られたりもしましたね。(笑)ひたすらにマーケティングを学ばせていただいたことで、本当に力がつきましたし、今でもその会社の社長さんは自分の師匠・恩師のような存在ですね。ほんとにお世話になりました。

ARETECOメンバーによる”高木会”

そこから、「よし、独立するぞ!」となり、2020年11月に株式会社HADOを立ち上げました。

インタビュアー:いやー、各所で結果出しすぎてて怖いです。(笑)このHADOという会社では、どんな事業を展開されているんですか?

田中さん:4つありまして、1つはシェアリング型の広告事業です。これは、D2C製品などをTikTokやInstagramで販売サポートさせていただくものです。

2つ目は、「TikTokでモノは売れない」という固定概念を覆すようなTikTok広告のトータルサポート事業です。この「TikTokでモノは売れない」というのがなぜ一般論になっているかというと、やはりTikTokアカウントのプロフィールからだとCVまでの遷移が多かったり、TikTokerさんを起用したとしても「コピーライティング」の要素はほぼ含まれないからなんですね。もちろん認知には繋がるかもしれないのですが。
しかし「スパークアズ」というTikTokの機能がありまして、クリエイターの広告に動画をそのまま付けることができるというものなのですが、これを活用して弊社のセールスライティングの強みやクリエイターさんの強みを掛け合わせて、「認知されるだけでなく売れる広告を作ろう」というサポート事業ですね。

3つ目は、自社のギフトメディアですね。主に「ギフト侍」というものをTikTokとInstagramで運営しています。こちらはそろそろマネタイズ等もしていこうかなと、色々戦略を立案しているところです。

4つ目は、メディア運用代行事業です。クライアント様のSNS等をコンセプト設計から制作・運用まで行うものです。
クライアント数はまだ多くはないのですが、かなり大きな企業規模のクライアント様もいらっしゃいまして、どんどんノウハウが溜まっていっている状態です。
これは、ノウハウのお裾分けも近々考えているので、ぜひ僕のTwitterアカウントに注目しておいてもらいたいです!(笑)

株式会社HADOの皆さん。強者揃いです。

インタビュアー:1期目から手堅くしっかり業績を残しているのは、経営者力が素晴らしく高いと思います!!ちなみに、今後はどのような事業展開を想定されていますか?

田中さん:そうですね、20年以内の目標で言うと連結売上高1,000億円を達成したいと思っていますね。
その中期目標として、3年以内にTikTok広告市場において日本No.1の会社になりたいなと思っています。

弊社は上場は目指しておらず、完全自己資本で経営されているため、この目標に向かってひたすら走っていきたいと思っています。

今後は、子会社で自社サービスを仕込んだりもしていきたいですね。サイバーエージェントさんやZIZAIさんのように、しっかり手堅い事業をまずは創り、そこで生まれた利益を自社サービスのどんどん投資していきたいと思っています。
その結果、HADOという”箱”がどんどん大きくなっていったらなという構想を描いています。

インタビュアー:いやー、聞いているだけでワクワクする内容です!!ちょっと抽象的な質問もさせていただきたいです。高校時代からこれまで、あらゆるポイントで結果を出していると感じました。これって、どうして可能なのでしょうか?特徴的な思考性などはあったりしますか?

田中さん:なるほど、これは僕もとても抽象的な回答になるかもしれないですが、僕は人生というものを二次元のゲーム・RPGのように見ているんです。
いろんな人がいる中で、あまりそのゲームの中で「動きまくる」みたいな人・キャラクターっていないと思うんです。

これは、その場から動かなくても十分に生きていけるからだと思います。
ここを逸脱するには、「人生=ゲームの目的や目標を定める」ことが必要だと思っています。残りのライフが60年ですとなった時に、「残りのライフを使って自分は何を成したいんだ」というものを定めるということですね。
これがあることで、「自分こういう風にこのゲーム内で動かなきゃいけない!」となるんですね。「このボスは絶対倒さないと次に進めない」みたいな感じですね。

インタビュアー:ほえー、めちゃくちゃ面白い考え方です!ちなみにその思考性を持ったきかっけとか原体験ってありますか?

田中さん:いや、この3,4年で僕もこの思考性になったんですよね。
慶應に受かったのが僕の人生でも初めての成功体験だったのですが、1年生の時に友達と飲んでたりすると、周りの人がどんどん遠くの存在になっていったんです。

僕の中学の頃からの友達なんて、20歳の時にメディアを10億円ちょっとで売却して、みたいな。
そういう人たちと比較した時に、「自分はなんでだめなんだろう」と考え抜くと、「あ、目標がないからだ」という答えに行き着いたんです。
これがさきほど言った思考性になったきっかけなのかなと思いますね。

インタビュアー:いやー、それは刺激受けて嫌でも変わらないと、となりそうですね。(笑)会社ではなく、田中さん個人は将来こうなりたい、みたいな願望はあるんですか?

田中さん:あんまりどういう風になりたい、ってのはないのですが、僕の師匠であるARETECOの高木社長みたいな人徳のえげつない30代になりたいなと思いますね。
もうめちゃくちゃすごい人で、人生で一番尊敬している方なので。

インタビュアー:めちゃくちゃ熱い思いを感じました!!ありがとうございます!最後に告知などあればぜひお願いします!

田中さん:ありがとうございます!今後、TikTokプロモーション事業をめちゃくちゃ拡大していきたくて、一緒に「TikTok広告業界でNo.1を目指す」という熱を持っていただける学生さんがいらっしゃれば、ぜひインターンに応募していただきたいです!

僕のTwitterなどにぜひ連絡をいただければありがたい限りです!!

最後に田中さんの素敵な笑顔を!

【インタビューを終えて】

各所で結果を叩き出している田中さん、正直嫉妬してしまいました。(笑)終始笑顔で話してくださっていましたが、その裏には何年間もの弛まぬ努力があったのだろうなと容易に想像ができます。

環境や現状に言い訳せず、目標を定めて必ずやり遂げる姿勢に大きな勇気と刺激をいただきました!ぜひインターンに興味のある方はTwitterに連絡してみてください!
田中さんTwitter⇨https://twitter.com/taigamonster

【”Zetty”について】

Zettyは「動画で楽しむソーシャルマッチングアプリ”mow”」による「Z世代の方向けの等身大メディア」です。
様々な領域で挑戦される方をインタビューしていき、1人でも多くの方に生き方の参考となる情報をお届けすることを目的に運営されています。

mowに関して気になる方は、ぜひ下記HPよりご覧ください。
https://vchuu.com/

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